袱紗について
袱紗は、水引の崩れや汚れを防ぐだけでなく、ご祝儀袋に込めた想いや気を保つ役割を持っています。これは、贈る相手への言葉では表現できない気持ちを包んで渡すという日本特有の美意識でもあります。
まず、袱紗の包み方について説明します。
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- 祝儀袋を袱紗中央よりやや左のほうに寄せて置きます。
- 2
- 左側を中に折り込みます。
- 3
- 同様に上側とした側も中に折り込みます。
- 4
- 最後に、右側も折り、はみ出した部分を裏へ折り込みます。
(左の上下に小さな三角形ができるのがポイントです。)
- 最後に、右側も折り、はみ出した部分を裏へ折り込みます。
以上が、基本的な袱紗の包み方になりますが、最近ではこのように包む必要のないタイプの袱紗も多く販売されています。金封ふくさは袋状になっており袋に入れるだけの簡単な仕様になっており、現在ではこの使いやすさから金封タイプの袱紗が人気を集めてきています。このほかにも、爪付きふくさや台付きふくさや掛けふくさなど様々な種類の袱紗がありますので、ご自身のお好みで使い分けてみてはいかがでしょう。
袱紗の色について
次に袱紗の色について説明いたします。
慶事用か弔事用か、または使い手が男性か女性かによって好ましいとされる色が異なります。
基本的には、暖色系の明るい色が慶事用で、寒色系の暗い色が弔事用と覚えておくと分かりやすいかと思います。
また、慶事用と弔事用を兼用する場合、女性はえんじ色を、男性は藍(青)色を用います。紫色はシチュエーションや性別に関係なく使用できるので一つ持っていると非常に便利です。