時代は日々流れ進歩していき、私たちの周りは新たな便利なもの
で溢れています。しかし、何か大切なものを忘れているのでは…
そう思い、ふと足を止めて振り返ってみると、そこには守るべき
古き良きものたちが眠っていたのです。
私たちはそれらを守るべく動き始めました。そして、「日本の伝
統文化をとおして時と人を結ぶ」ブランドを立ち上げることを決
意したのです。
まずは日本の美の象徴でもある伝統生地を活かすために、仁愛女子短期大学の学生に協力を求めました。
彼女たちはこれを快諾してくれ、伝統生地を以って、今と昔を結び、人とモノを結び、そして人と人を結ぶものをつくろうと日々研究を積み重ねました。
そして、「人から人に贈りつないでいけるもの」に焦点をあて、
自分たちがもらって嬉しいと思うものを片っ端からつくり続けたのです。
ぬいぐるみ、ヘアアクセサリー、かばん、エプロンなどありとあ
らゆるものをつくりました。
そこで行き着いたのがご祝儀袋です。相手への特別な想いを包む
ご祝儀袋は、人と人を結ぶアイテムにぴったりで、これに伝統生地を使うことで伝統生地の新たな価値を生み出し、人とモノを、そして今と昔を結ぶことができると考えました。
こんな彼女たちの純粋かつひたむきな姿は、まるで日本の心を尊
い敬う姫のようでした。そして姫たちのあたたかい想いが結ばれ
「結姫」は生まれたのです。