快気祝いのご祝儀袋の書き方
快気祝いとは
お見舞いに来てくれた方やお見舞い金を下さった方に病気が全快したことの報告とお見舞いの感謝の気持ちを送ることを言います。
快気祝いは、病気が完治し退院または床あげをしてから1週間から10日以内に贈るようにし、きちんと快気祝いをすることによって病気を繰り返さないという意味もあるため欠かさず用意するようにしましょう。
快気祝いは基本的には金封を贈るのではなく、いただいたお見舞い金の半分相当の贈り物を用意します。
贈り物の種類
「きれいさっぱり残った」という意味から、石鹸・洗剤やお菓子などの食べ物など後に残らないものを贈ります。
この贈り物にかける熨斗(のし)の種類
一度結ぶと簡単には解けない結び方のことで、「繰り返さない」「今回きりで終わり」という意味を持っているため、
5本の紅白の結び切りの水引がかかったものが快気祝いに適しているとされています。
今回は、そんな快気祝いに使うご祝儀袋の書き方について詳しく説明していきます。
表書き
ご祝儀に包むお金は、「この日のために用意しました」という気待ちを表すためという気持ちを込め、新札で用意しましょう。
もし、急にご祝儀を用意しなければならない場合は、アイロンで多少のしわなら伸ばすことができるため最終手段の裏技として活用してみてください。
表書きを書くときのポイント
お祝いの喜びを表現するという意味を込めて毛筆を使い濃く鮮やかに書きます。
毛筆で書きにくい場合には筆ペンや太めのフエルトペンでも問題ありませんが、ボールペンや万年筆の使用は避けましょう。
表書きの豆知識
お悔やみの時は、「悲しみの涙で墨が薄まってしまった」という悲しみを表すため薄い墨色で書きましょう。
表書きの書き方
上段中央には用途に適した名目を書きます。宛名を書き入れる場合には上段の左上端(水引の左側)に書きます。
快気祝いでの名目
- 「快気祝」「全快祝」「御礼」「本復祝」/お見舞いのお礼
- 「謝御見舞」/お見舞いのお礼(あらたまった言い方)
- 「快気内祝」/お見舞いのお礼。(身内で祝ったと言う意味)
特別な想いを伝えるご祝儀袋
ご祝儀袋にはその時の思い出のみならず、贈ってくれた相手の温かい想いが込められているものです。
そこで、私たち結姫は想いを伝えつないでいきたいという思いで、新しいスタイルのご祝儀袋を生み出しました。結姫のご祝儀袋は、役割を果たした後も巾着袋として使用できるようになっており、日常でも使ってもらうことでその想いはつながり、そして新たな縁が築かれるのです。
中袋・中包みとは
中袋・中包みとも書き方は同じで、表側に包む金額を書き、裏側には差出人の住所と氏名を書きます。しかし、近年市販で売られているご祝儀袋の中袋にはこれらの記入欄がすでに印刷されているものもありますので、その場合にはその枠に従って書きましょう。
記入欄がない場合の書き方
表側の金額の書き方
毛筆または筆ペンを使って濃くはっきりと書きます。金額は漢数字の旧字体(大字)で縦書きに書き、改ざんされないことを目的とし、漢数字の「一、二、三、十」を使います。
最近では、略式の漢数字を人が増えてきました。しかし、大切な場面では重々しさを表現するため旧字体で書くことをおすすめします。
結姫のご祝儀袋は熟練職人が丹精込めて一つ一つ丁寧に作っています。
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