恩師ならではのエピソードを!
学生時代というのは大勢の参列者が体験しており、懐かしく思い起こすことが多いものです。
自身の学生生活を思い起こして、回顧できるものでもあるので、
新郎新婦だけではなく、参列者も飽きずに話を聞くことができます。
また学生時代の姿としては、恩師への接し方がどのようなものであったかを話すことも、
その人自身の人となりを話すことになり、喜ばれます。
たとえば、
「新任で戸惑うことの多かった私に、クラスのことを話してくれたり、町の案内をしてくれた。」
等があります。
もしベテランの先生であれば、
「当時は高校生だったにも関わらず、大人のような口調で常識を持って接してくれており、
しっかりしているという印象があった。」
などというのもいいでしょう。
結婚式スピーチは結婚式に花を添えるものです。ご自身でエピソードを思い起こし、
まとめて心を籠めて話すことが一番重要です。
持ち上げて落とす、落として持ち上げる方法
「○○くんは、小学生のころからリーダー的位置にいまして、
声高に自分の主張をするわけではないのになぜか物事は彼の思う方向に動いて行ってしまうといった感じです。
そのくせ叱られる場面になると存在感が薄くなるという特技を持ってまして・・・」
などということをエピソードを交えて話すと、子供のころの話であるだけにほほえましい笑いを取ることができます。
学校での出来事などを話すと恩師ならではの祝辞になると思います。
失敗談や面白い経験談を語る方法
新郎新婦の失敗談や面白い経験談を語ることもくすっと笑える祝辞の材料になります。
あまりに非常識な話は控えたほうが賢明ですが、結婚式スピーチですので、
ある程度、笑いのネタになるレベルであれば暴露してしまったほうが、かえって場が盛り上がるのです。
「彼は本当に節約家でして、これからの家計は安心していただいて大丈夫です。
エピソードとしましては、彼は自転車に乗っていたのですが、
サドルサドがボロボロになっても、籠が壊れてしまっても、それでも10数年間乗り続けていました。
本当に自転車が可愛そうになるほどでした。」
というように盛り込みましょう。
エピソードを入れながら笑いをとりつつも、
彼の良い部分をうまく表現してあげることがポイントになってきます。
文章の長さにも注意しましょう。
せっかく、面白エピソードを盛り込み会場を和やかな雰囲気にしても、
長々と祝辞を読見続けると、会場の皆さんも飽きてしまいます。
祝辞を読み上げる時間は、約5分前後が1番良いとされています。
だいたい、原稿用紙3〜4枚(1200〜1600字)程度です。
あまりにも祝辞の時間が長いと会場に参列しているゲスト達が疲れてしまうので注意しましょう。
会場全体が幸せな気持ちになれる祝辞を心がけるとより良い祝辞が書けます。
また、原稿作成後は、
誤字・脱字がないか確認する為に時間をおいて声に出して読んでみることをオススメします。