新郎新婦との関係を踏まえることを心がけましょう。
誰しもが心に残る素敵なスピーチをしてお二人を祝福したいと思いますね。
でも、何をどう進めていけばいいかわからない。
と思うのであれば書店に行って、結婚式でのスピーチ集などを読むことが一番だと思います。
新郎新婦にとって人生最良の日であり、その日の主賓の挨拶ともなれば大役です。
心配ながら喜んで引き受けたのはいいが緊張しそうだし、立場や関係、
いろいろなマナーがあって難しいと思うのは普通の事です。
招待客との立場や、新郎新婦との関係を踏まえることを心がけましょう。
新郎新婦への確認・心構え
【会場の状況やスピーチの構成】
自分がどんな立場で話すのかを新郎新婦に確認しましょう。
招待客の顔ぶれや、スピーチの順番、披露宴のスタイルなども聞いておき、その場にふさわしい話題を考えましょう。
格調高い披露宴であればその会場に合った堅めのキッチリとしたお話が求められます。
新郎新婦の友人などが中心のパーティ形式であれば、堅苦しい内容は避け、リラックスできるようなユーモアも含めた内容を交えて話す方がよいでしょう。
また、会社の上司や、同僚としてのスピーチならば、新郎新婦の仕事ぶりや生活ぶりを紹介するのも良いでしょう。
親族としてならば、新郎新婦の父母を題材に本人の幼いころのエピソードを話すなど、自分の立場や新郎新婦との関係を踏まえた内容することがスムーズです。
全ての場合に共通することは、暴露話をしてウケを狙いすぎたりるのはタブーですから禁物です。
できるならあなたしか知らない具体的なエピソードから、新郎新婦の人柄の良さが相手側の招待客にきちんと伝わる内容を心がけましょう。
【挨拶の時間や心構え】
持ち時間に特に決まりようでも、5分ほどが目安。
練習ではしっかりと声を出して誰かに聞いていただきましょう。
スピーチの時間は、主賓ならば4〜6分位が大体の目安とされていますが、祝辞は披露宴冒頭に行われる大切な時です。
祝辞の内容によって式自体が和やかな雰囲気になったり引き締まった状態になったり、とても重要な役目です。適切な時間、適切な内容、を心がけましょう。
また、つまらない話であれば、たとえ短い時間であっても長く感じてしまいます。
内容にユーモアがあったり深い話であったりしたら、興味を持って聞くことができ多少時間が長くでも飽きずに聞けるものです。
時間にこだわるすぎたあまり、短すぎても挨拶の中身が無いように感じてしまい、聞いている人にとって印象も薄くなってしまいます。
主賓の挨拶時間は、一概に何分という正解が無いのが皆様方の答えだと思います。
常識の時間の中で話の幅や深さ、そして新郎新婦を思う気持ちがこめられた内容であることが重要だと思います。
人が集中して聴ける時間は5分前後ですので、5分超えを目安に話されることをお勧めいたします。
事前に原稿を作成して、声に出して何度も何度も練習しましょう。
本番では原稿を見ても構いませんが、うつむいたままでは印象がよくありませんので注意してください。
主賓の挨拶をどうしても断らなければいけない場合
披露宴のスピーチは新郎新婦にとって人生最良の日の大役です。
こんなうれしい依頼はありません。
喜んで引き受けたいものです。
このような大役はあなたの人生にとっても絶対にプラスになる経験のはずです!
しかし、残念ながらどうしても引き受けることができないこともあるでしょう。
その場合は、親しい間柄なら素直に、うけられない理由と気持ちを新郎新婦に直接伝えましょう。
同僚や上司からスピーチを依頼されて断る場合も、
「こんな大役うまくできる自信がない。」
「他の適任者に頼んでいただけると助かります…。」
と苦手なことをきちんと素直に伝えてみるとよいのではないでしょうか。
けれど、できるだけ断らずに引き受けてくださいね。
頼んでいただいた方も本当に喜んでくれますよ。